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日志


7月15日

おもいだすこと 1

      
       わたしが留学に来たのは秋口だった。
 
   それから3ヶ月いや、4ヶ月経ったころだろうか。
 
   すでに冬の冷たい風が吹いていたのは確かだ。
 
   大学の正門前の大きなT字路(というか交差点といいたいくらいだ、、)の一角に
 
   6平米にも満たないと思われる小さな店が現れた。
 
   店の名前も看板もない。
 
   わたしがはじめてその店を目にしたのは
 
   冷たい冬の風が吹くある日、すでに日も暮れて暗い街灯が灯り始めた時刻だった。
 
   通りの向こう、薄暗い闇の中で その店はひときわパステルピンク色に目立っていたのだ。
 
   大学前に看板もないパステルピンクの店・・・・。
 
   ・・・・・・・・。
 
   健全なほうに想像するなら、ファンシーショップ。・・・・・しかし当時そんな店は杭州中探しても少なかったように思うが、、
 
   反対方向に想像するなら、夜の・・・・だ。・・・・・しかしここは大学前だ、、
 
   
   
   通りを渡ってそのパステルピンクの中をのぞくと、
 
   パステルピンクの木製テーブルにパステルピンクの木製のいすが3セットぐらい並べられていた。
 
   壁にも一面パステルピンクのタイル。
 
 
   
   わからん。
 
   ・・と思って、大学のほうへ踝を返そうとしたときだった。
 
   “何食べるんだい?(要吃什么?)”
 
   このパステルピンクにまったく似合わない小太りのおじさんが奥から現れた。
 
   はぁ?
 
   一瞬面食らって、おじさんと見つめ合う形になってしまった。
 
 
 
   “ここ何食べるんですか?(这里吃什么?)”
 
   なんだかへんてこりんなやり取り。
 
   “面条(ミエンティアオ~=麺)、馄饨(フントゥゥン~=ワンタン)、炒饭(チャオファァン~)!!”
 
   おじさんはニコニコ笑いながら、手書きのメニューを出して見せてくれた。
 
   わたしはメニューを見ながら、でも“麺屋”にそぐわない店内一面のパステルピンクが気になっていた。
 
   “まだね、試験営業だけどね、あんた留学生かい? そう。これからも来てね。友達連れてきてね、、”
 
   ・・・・このパステルピンクはおじさんが選んだ色なのかな、、、
   ・・・・どうしてピンクなんだ、、、
   ・・・・まるでトイレかバスルームだ。。
 
 
 
   味はおいしかった。
 
   老板(店の主人)もニコニコと愛想のいいよい人だった。
 
   でも。。
 
   なぜこの色。。。。。
 
 
 
 
 
 
   “昼ごはん食べに行こう!”
   “どこ行く?”
   “今日は ピンクルームでどう?”
 
   1ヶ月と経たないうちに、その店は私たち留学生の間でピンクルームと呼ばれるようになっていた。
 
   毎日昼時、夕食時、学生であふれかえっていた。。狭いからあたりまえといえばそれまでだが。。
                           
    わたしも何度も足を運んで、おじさんもわたしのお気に入りメニューを覚えてくれた。
 
   そういえば、1度おじさんに尋ねたことがあるかもしれない。
 
   “どうしてピンクなの?”
 
   さてなんと言ってたっけか。
 
   
 
   月日は流れ、今はもうない。
 
   何年前かの道路の拡張工事の際、姿を消した・・らしい。
 
   今思い返してみると、
 
   最後までその店には店の看板がなかったような気がする。
 
   ただ、入り口脇の壁に『麺』という字がかけてあったか、立てかけてあったか。
 
   でも、当時の留学生や中国人学生たちは今でもその店の名前を覚えているだろうな。
 
 
   『ピンクルーム』。
     
   
7月12日

どしゃぶりはひっくりかえるか

     
     
     それはもうおととい(7月10日)のおはなし。
     
     明け方からか降り続いていた雨は朝9時を過ぎて雨脚を増したらしい。
 
     9時半過ぎからの会社派遣授業にと私が学校を出たとき、
 
     雷を伴ったものすごい降りっぷりとなっていた。
 
     もし授業に行くという使命がなければ、ビルの入り口で様子見をするところだったけれど、
 
     そうもいかない。。。数秒もためらうことなく、そのすごい降りっぷりのなかに出た。
 
     あんな雨の中を行くのはなかなかにひさしぶりだった。
 
     サンダルに足、着ている服がぬれるのに30秒もかからなかった。
 
     傘は“いちおう差しておきます”状態。・・・・まあ、髪はどうにか濡れないで済むだろう。
 
     普段から自称“独り言が多い人”のわたしが、こんな状態で何も言わないはずがない。
 
     すぐに独り言が口をついて出た。
 
     「まったくなんて運がいいんだ。どしゃぶりがひっくりかえってきた!」
 
     
     
     さて。
 
     まったく無意識に出たものだけれど、この形容は成立するだろうか?
     それともやっぱりまちがいかな?
     わたしの感覚にはすごくぴったりくるんだけど。。。
 
 
 
     
     **ちなみに・・・普通は激しい雨の様子を“盆を覆したような”とか“バケツをひっくり返したような”と言います。
 
     
7月9日

38度

    
  (これは7月8日のはなし) 
  
    今朝の新聞 一面の見出しを見て知った。
 
    “杭州最高気温38.1度記録!”
 
    つまり、昨日の杭州の気温は38度以上だったということだ。
 
    もちろん、近辺の町では40度を超えたところもあったらしい。
 
    あらまぁ。
 
    確かに暑かった。
 
    でも、その前の日の天気予報のせいで、わたしの頭の中は
 
    36~37度だったのだ。
 
    “暑さはまだまだこれから。。。38~39度が待ってるぞ”
 
    昨日一日そんな気持ちで過ごしたものだから
 
    今朝新聞を見たときは、拍子抜けしてしまった。
 
 
    
    昨日の38度はまさに「知らぬが仏」。
 
    おかげでわたしは“最高に暑い!”なんて感じなくてすんだ。
 
    こりゃぁ、気持ちの持ちよう、マインドコントロールの世界だな・・・・・。
 
    “ここの天気予報は『40度』は絶対言わないんだよ”なんて言われてる。
 
    本当かどうか知らないけど、ある意味一理ありそうだ。
 
    “あしたは40度になるでしょう・・・”。。。聞きたくない。
 
    言わないほうが「知らぬが仏」だ。
 
    ここ数年わたしの記憶の限りで、天気予報が言った一番高い温度は38度。
 
    39度というのもあったかもしれないが、私の記憶からは抹消されている・・・もしかしたらこれも心理作用かもしれないが。
 
    そう。
 
    もし38度と聞いたなら、
 
    “風邪引いて熱出した”なんて考えないで、
 
    “ぬるいお風呂につかるぞぉ”なんて考えておこう。
 
    そのほうが気持ちよさそうだから。
7月6日

にほんごでしりとりをしよう

   
   上の息子は今、日本にいる。
 
   週末1週間に1度インターネットでチャットをしているが
 
   最近なにか、やたらと私としりとりをしたがる。
 
   しりとり。。。中国語では、“接龙”。
 
   日本人なら日本語のしりとりのルールは言うまでもない。
 
   最後に “ん” がつく言葉を言ったら負けである。
 
   問題は、上の子の頭の中は半分中国語ということ。
 
   先週末も、チャットをしていたら、“しりとりをしよう”と誘ってきた。
 
   わたしはそのとき、後に用事を控えていて、
 
   時間を気にしていた。
 
   ・・・・今からしりとりをしたら、時間がなぁ・・・・・
 
   “ママからはじめて!”
 
   “・・・・・・・・。”(はじめるべきか、きょうはやめにするべきか。。。)
 
   “ママ、早くぅ!”
 
   “・・・・・・・・。”(できればはじめたくないなぁ。。。)
 
   “じゃぁ、僕からはじめるよ”
 
   “うっ、うん・・・・・・。”(あちゃぁ、、はじまっちゃうか。。。)
 
   “じゃあねぇ。。うう~ん、「きりん!!」”
 
   “えぇっ?・・・・・・・”
   
 
   いきなり、終わってしまった。。
 
   内心ちょっとほっとしたり。。(ごめんね)
 
 
 
   “レイ君、「きりん」じゃ、もうしりとりおわちゃったよぉ”
 
   “ああああああ!まちがえちゃったぁ!”
 
   
 
   中国語だと、かなりえらそうな語気で話すくせに
 
   日本語で話している限りまだまだほほえましい息子だ。
 
   
 
   
7月3日

らしさと思っておこるのはやめたが

   
  (これは7月1日のおはなし)
 
   小学校は今日こそが本当に終業式だという。
 
   “お迎えにいくのは11時半ごろになるからね”
 
   “うん!”
 
   前日の朝とほぼ同じような言葉を交わし、
 
   でも、
 
   前日にあのような間違いをしたからこそ、今日への確信は200%だ。
 
   妙に自信ありげな下の息子と、もう問題は起こるはずなしと安心しきったわたしは
 
   バス停で別れた。
 
   2時間授業だったので、途中1時間たったところで一休み。。
 
   習慣的に携帯の着信暦を見ると、ショートメール、、、まったくこんな朝から来るのはどうせくだらん宣伝メールだ。
   
   
   「おばちゃん、小学校へ迎えに行かなくてもいいよ。ムーちゃんかばん取りに帰ってきた。で、今日もう学校行かないって」
 
   ・・・・目が点。
 
   それは、ちょうど休みでわたしの家に遊びに来ていた友人の息子さんからのメールだった。
 
   ちょっと待て。。いくら終業式が早く終わってもこんなに早く終わるはずはない。
 
   かばん取りに帰ってきた??・・ならなぜまた学校へ戻らない?
 
   あわてて自宅に電話を入れて事情聴取。。
 
   電話口から蚊の鳴くような声が聞こえてきた。
 
   “学校の門のとこまで行ったら、みんなかばん背負って来てて、僕だけ手ぶらで・・・。だから門入らないでかばん取りに帰った。。”
 
   “は?”
 
   さすがわが息子。またしても、事をしでかしてくれたり。。
 
   “じゃ、なんで早く学校戻らないの?だいたい、終業式なんだから、かばんなくたって大丈夫でしょ。”
 
   “でも、みんなかばん持ってきてたんだもん。行っても授業ないもん。お話しておわりだもん”
 
   “じゃあ、通信簿はどうするの?来学期からは日本へ転校なのに、さよならもしないで終わりですかぁ?今すぐ学校行きなさ~い!”
 
   “うぅぅ~~ん”
 
   この子のこの“うぅぅ~~ん”は、“いやだ”という意味だ。
 
   “うぅぅ~~んは要りません!今すぐ行きなさい!行かないと日本連れてかないぞ!11時半に迎えに行きますからね。”
 
   “・・・・・うん。”
 
   
   確かに朝、この子は手ぶらで学校へ行った。“終業式だから授業も何もないんだよぉ”と得意そうにのたまわっていたではないか。。
 
   わたしが迎えに行った時、担任の先生も“かばんなくても大丈夫だったのにねぇ”と苦笑いである。
 
   自分だけかばんを持っていなかったことが余程ショックだったのだろう。。
 
   怒られると思ったのか。
 
   恥ずかしいと思ったのか。
 
 
   この子の感覚は親のわたしでもびっくりさせられる。
 
   普通に恥ずかしいと感じてほしいところで、ケタケタ笑っていたりする・・と思えば、
 
   今日のようにどうでもいいところで、深刻になったりする。
 
   おいおい。。お前らしいといえばそうだけど、大人になってもこれじゃ許されんぞ!
 
   
 
     
7月1日

らしさと考えて怒るのはやめた

 
  小学校は今日は終業式だという。
 
  中国は夏休みが早く来るのだ。
 
  終業式は半日だから、昼前には迎えに行かなければならないと、
 
  “ママは11時ごろ行くからね”
 
  “うん!”
 
  朝7時半のバス停で下の子と別れた。
 
  1時間だけの授業を済まし、10時半前職場を出て、
 
  バスの乗り換えはいつになくスムーズ、万事順調・・・・・と思われた。
 
  ふと思い立ち携帯の着信チェックをすると、9時前に自宅近くと思われるが、誰からかわからない着信暦がある。
 
  こちらからかけかえすとなんと、団地内の売店のおじさんの声だった。
 
  “これねぇ、公衆電話だよ”
 
  おじさんとは結構仲がいいが、電話の主がわたしだとは気付かなかったらしい。
 
  9時前に団地の公衆電話から私に電話してくるって、、、いったいだれだ?
 
  小学校の校門の前まで来ると、やけにひっそりと静まり返っていた。。。
 
  謎の電話の主はこれで解明された。。。
 
  門番さんはわたしの姿を見るや出てきて言った。
 
  “あんたの息子さぁ、あさ、はやぁ~く来たけどさ、終業式は明日なんだよねぇ。。。”
 
  “・・・・・・・・・・・・”
 
  うちの子はそのままっすぐ家へ帰ったらしい。
 
  しかしどうやって帰ったかはわからん。。。数週間前定期をなくした彼は帰りのバス代は持っていなかったはずである。
 
  わたしが迎えに来るということで家の鍵も持っていなかった彼は、団地の売店の公衆電話から私に電話をしたのだった。
 
  結局私が帰るまで、午前まるまる締め出しを食らった状態だったのだが。
 
  アパートの階段をあがると、息子の第一声はその文句にそぐわないほど明るかった。
 
  “ああ、もう、僕待ちくたびれちゃったよぉ”
 
  あたりまえじゃ、わたしのせいじゃないぞ。。。。
 
  
 
  こどもはみんなそれぞれ性格性質がちがう。
 
  そんなこと大人だって同じだし、わかりきったことだけど。
 
  うちのはかなり来てるぞ。
 
  なんで終業式の日をまちがえるんだ。
 
  1年生でもあるまいし。
 
  しかしまあ。
 
  らしいといえば、彼らしい。。
 
  彼の子供時代にまた一つエピソードが増えたと思って覚えておこう。
 
  将来、このネタで笑ってやるぞ。。覚悟しとけぇ~!
 
 
  
6月30日

せみのこえ

 
 
   3,4日前の話だけど。
 
   朝9時半、仕事で移動中、道を歩いていたら
 
   頭の上からせみの声が降ってきた。
 
   今年、はじめて聞くと思った。
 
   み~んみ~んだったか、ジージージーだったか
 
   なんだかたのしそうだったな。   
 
   新鮮なひびきだったよ。
 
   夏が来たねっておもって、
 
   で、わけもなく、くすくす笑い出しちゃった。
5月1日

5月の色

 
 
   蔷薇が咲いている
   満開
   しなだれて
   咲き乱れ
   この漢字は花屋のバラかと思ったら
   あなたは全然ちがった
   でもね
   妙に納得しちゃったの
   薔薇はあなたの名前だ
 
   
   月季花が咲いている
   満開
   棘のある茎に
   ギザギザの丸い葉
   てっきりバラかと思っていたけど
   ちがう花だった
   でもね
   すてきななまえだね
   あなたのなまえにちょっと惚れちゃったよ
 
 
   若々しい緑の葉に
   艶やかに咲くピンク色
   薔薇に月季花
   この色彩のコントラストは
   4月より
   5月のそよ風が似合う
 
   きょうもまたそう思った。
 
 
 
    ★ちなみに・・・どちらもバラの種類のようです。わたしが人から“薔薇”と聞いた花の正式名称は調べかねましたが、
     ある人は月季花とも言いました、、あらら。でも、この2つの花、見かけは違うんですけど。。
     花屋のバラと同じではないことは確かです。いろいろなサイトを覗いてみましたが、
     どうやら“月季”と“薔薇”と“玫瑰(中国では一般に花屋さんのバラ)”を厳密に区別するのは一般人には難しそうです。
     で。
     専門的なことはともかくとして、
     わたしのあたまの中では、
      玫瑰・・・花屋のバラ、、、かなり洗練された花
      月季・・・花屋のバラに似てるけど、もっと素朴で野生っぽい
      薔薇・・・蔓性で、しだれる感じ
     という印象が勝手にできあがってます、、、。
     そういえば・・・
     “蔷薇蔷薇处处开♪”と歌われたこの花は、月季かなそれとも薔薇かしら。。。
     
 
   
 
   
4月22日

デザートの夜宴

   
    

   ちょっと先日のお話。

   またなんだって、夜も10時半から、デザート作りがはじまってしまいました。

  

   白玉入り(小汤圆で代用)フルーツポンチ

   マシュマロで作ったイチゴムース

   カスタードプリン

   ヨーグルトバナナジュース・・・というかシェイクみたい

   クッキー入りバニラアイス

 

   もう一つ作ろうとしたら、タピオカが思うように戻らず、この辺でおわったのでした。

   ある意味、この不良品のタピオカさんにありがとう。。です。

 

   今回の夜中のデザートつくりには一応、かくかくしかじかの理由があって、

   中国人の友人の 是非試食したい という声に応えて、一緒に作ったんですが、

   はじめた時間が時間なだけに、

   時計の針はいつの間にか、12時半をゆうに回っていました。

   そして試食。

 

   まだ固まりきらなかったムースは除いて、そのほかのデザート達がテーブルに並びます。

   なかなかきれいなものです。さすが洋風デザートです。

   ビーズとかビー玉とかおはじきでままごとしてるみたい。

   

   ・・・・ってもさぁ。

 

   夜中の12時半もすぎて、こんだけ甘い物を目の前に並べられても、食欲はイマヒトツなんですよねぇ。

   だいたい2時間も作っていたというだけで、すでにお腹いっぱい気味だし、、、。

   かと言って、翌朝と言ったら、、、出勤前に試食・・・・さらに考えられない。。

 

   かくして、やっぱり食べましょう。

 

   と食べ始めると、

   となりの友人が止まってる。

 

   ?

   味がやばい?

 

   わたしの舌がよほど変でない限り、この晩のデザート達の味はまあ普通だと思います。

   特にプリンはこれがプリンだよねとまで思ったんですが、

   友人曰く

    「これ(フルーツポンチ)、甘いねぇ・・・・・・・今日作ったのはすべて甘いデザートです。。当たり前です。

    「これがプリン?・・・ああ、たまごの味がする」・・・・当たり前じゃ!作ってるとこ見てたでしょ。 

   彼女の口から、おいしいという言葉が出てこないとは、、正直ちょっとショックです。

   わたしの舌はおかしいかな??

 

   日本人にとってはけっこう普通のデザートたちですが、

   中国の人にとっては、口慣れてないんですね。

   事前にできあがりの写真を見てた時はとても楽しみにしていたのに、

   いざとなると、なんとも微妙な反応で、

   オチの台詞は

    「わたしそもそも甘い物あまり好きじゃないもん。」

 

 

   あらら。。

 

   

   

   結局、彼女の試食は失敗に終わったようです。

   彼女はプリンとフルーツポンチを1口ずつしか試食しませんでした。

   作った物のほとんどが冷蔵庫に入りました。

   冷蔵庫の中は、それはそれは今までで一番きれいな眺めとなりました。

 

   そして。。

 

   

   翌朝、オーバーな歓声を上げて大喜びしたのは、我が甘党次男坊です。

   

 

 

 

   
4月15日

刻一刻

   
   
   こんな季節はときどき、わざと目を細めて景色を眺めます。
   街路樹に芽吹いた若葉の向こうにまだ景色が見えるかなと。
 
   薄いみどりいろのまだら模様になったビルや交差点の信号は
   春らしいです。
 
   今日もやっぱり目を細めて木々を見上げると、
   私の視線はそのまま置いてきぼりになってしまったようでした。
   
   ふさふさと若葉たちが夕の風にゆれ戯れていました。
   まだら模様の向こう側の景色はもうありませんでした。
 
   いつのまに。
 
 
   春という景色は刻一刻とかわります。
 
   
4月12日

コーラの消費量

    
    
    それはつまりわたし一人のコーラの消費量のことです。
 
    ここ2、3年、春から夏にかけてのコーラの消費量が異常です。。きっと。
 
    残念なことに今年も。
 
    3月まではおそらく月に1本も飲まなかったであろうものが、
 
    4月に入って、うなぎのぼり状態。
 
 
    それもそのはず。。。
 
 
    日に1本は飲んでいる気がする。
 
 
    言い訳をいうと
    日本ではほとんどコーラは飲まないし、中国でも秋、冬は飲みません。
 
 
    敢えて原因を考えるなら
    気温の上昇
    そして
    仕事場のあるビルの同じ階に自動販売機があってしまった。。。実にこれが予想外のハプニング
 
    
    しかして
    最近春になると飲みたくなるこの衝動は今年もやってきてしまったらしい。
   
    
 
    たばこにコーヒーにコーラ・・・・・・
 
    思いっきり不健康な飲食生活に、
   
    かろうじて差し込んでいる健康的な光と言えば、
 
    大好物の苦瓜・・ ・・これからが旬だぞ。
 
 
    さて。
 
    苦瓜でコーラは中和できるかな。
 
 
    ・・・・・・というか、本人は中和している気分だったりする単純者です。
 
    
   
 
    
 
                               
 
       
 
12月23日

これは曲者

 
  
   秋口からかけたウェーブのパーマが、落ち始めたので、
   さいきんは 時どき 自分で カーラーで巻いてます。
   
   昨晩もカーラーで巻いて、
   ちゃんと左右対称にわけて、
   いつもと同じようにやった つもり なんですが。
 
   あさ、カーラーをはずしたら
 
   あらら。
 
   左右対称・・・・とても見えない。
 
 
 
   ひだりがわの髪は くるくるに巻き上がったのに。
 
   みぎがわの髪は ただツイストしてるだけでのびてる
 
   その差、ゆうに10センチ。。。
 
 
 
   どうやってごまかそう。。。
 
 
   むりってもんです。。。
 
 
 
   よりによってきょうは、学校のクリスマスパーティー。
 
   しかも、スカートサンタの服をきて、司会をやるんだってさ。
 
 
 
 
 
   赤いさんかく帽子をかぶったら、ちょっとごまかせるかも。
 
 
 
 
 
   ・・・・・んなわけないんです。
 
 
 
 
 
   はああああ。
 
   巻いたのに  なんで  のびるんだよぉぉぉぉぉ。
 
 
 
 
 
   そのまま、200個の目玉にさらされてまいりました。。。
   
  
 
 
12月13日

バスに揺られて

 
 
 
   えっと。。
 
   今日乗った14番のバスは、“止まる=急ブレーキ” しか知らないと言いたくなる様な運転手でした。
   あっ、きっとバスの性能も悪いのかもしれませんが。
 
   たった4駅しか乗らなかったのに、何回倒れそうになったことか。。。
 
   その度に、運転手をののしってました・・・・・もちろん、口の中でだけですが。
 
    『ったく、なに、考えてやがる、あぶねぇだろ!』
    『信号も満足に止まれんか、投書してやろか』
    『またかよぉ、てめぇ、、いいかげんにしろぉ!』
 
   周囲に聞こえないからいいものの、いや、聞こえないからこそ、出てくる出てくる罵声たち。。。。。。です。
 
   
   でも、普段は、運転が荒いからと言ってその度に腹なんか立てていません。。。あしからず。。。
   きょうはたまたま、バスに乗る前に用を足した銀行でちょっとあって、わたしの虫の居所が悪かったんです。
 
   こんなふうに運転が荒いのは、別にきょうのこのバスに限ったことではなく、
   歩行者も含め、皆が“強気で前進”するのも、運転が荒くなる原因だし、
   中国では全般的に見られる日常で、
   すでにここに何年も住んでいるわたしも、いまさら驚くことでもなんでもないんです。
 
 
 
   が、
 
 
 
   ふと、思い出したのは日本のバスに乗ったときのことでした。
 
   一時帰国したとき、地元で乗ったバスが、ちょっと変な表現ですが、静かに“滑るように止まった”んですね。。
   で、“わあぁ、日本らしい・・・、ここは確かに日本だ”とびっくりしつつ感動したのは去年だったか、おととしだったか。。
   ところが、何回もそのバスに乗るうちに、“ちょっとぐらい揺れてもいいのにね”・・なんて思いはじめました。
   そう。
     あまりに揺れないバスに違和感を感じたのでした。
 
 
 
 
   
   うっ、慣れって恐ろしい・・・・・、、、です。
 
 
 
   
   もうかなり(・・・・・というか完全にという声も聞こえる・・・・)慣らされてしまっている私としては、
   日本のバスぐらい優しく運転してね、、、なんて言いませんが、
   とりあえず、安全第一で、事故起こさないでください。。。。
   
   
   
 
 
   
 
   
 
 
   
 
 
   
 
   
   
 
 
   
   
12月6日

めずらしいこと

 
 
 
   指がすべって、タイトルが 
 
   『めすらしいこと』となってしまうところだった、、、
 
   雌らしい・・なんてとんでもない。
 
   『珍しいこと』なんだ。。。。
 
 
 
   あなたにとって、うれしいことは??とか聞かれると、うん、まあそこそこ考えられそうなものだけど、
 
   “あなたにとって珍しいことは?”と聞かれるとどうだろう。
 
   なかなか難しい質問だろう・・・・。こんなことは、事が起きてからその珍しさに気づくものだ。
 
 
 
   で。
 
   今回あらためて気がついた私の珍しいことは・・・下痢・・・です。(物を食していらっしゃる方すみません。)
 
   なんと3日も続いています。
   正露丸を飲んでもうんともすんとも言わないばかりか、お腹は依然ぐるぐるぐるぐる言っています。
 
   かつて数ヶ月もの間、朝食も夕食も路上の屋台で済ませていても、へっちゃらのへだった私のお腹ですが、
   なんたること。
 
 
 
   前日のカニパーティーで、カニをたくさん食べました。それが原因ですか?
   いっしょに食べた皆さんはなんともない・・・と聞いてますが。
   腐ったカニにでも当たってしまいましたか?
   あの日のカニはゆでる寸前までどれもかなり威勢がよかったんですけど。
 
   さすがに病院に行きました。
   先生にいろいろ説明したんですけど、先生はずばり一言、
   「だから、つまり、下痢なんでしょ。」
   ・・・・・はい、そーです。
   
   普段から胃腸は丈夫な性質らしく、ちょっと下っても薬要らずの私は、病院の先生に、
   パーティーで食べたカニがどれだけ威勢がよかったかまで話してました、、、、。
 
   「で、今日で3日目・・。なんですぐ来なかったの?」
   ・・・・・「あのぅ、だからぁ、いつもは薬要らずだし、ひどくても普通の下痢薬1回飲めばOKなんで・・・・」
   「なるほど、今回はそういうわけにはいかなかったわけ、、クスクス(笑)」
   ・・・・・こっそり笑われました。
   「血液検査と、それからトイレ行って、これも検査してね」
   ・・・・・はい。。ってその後、トイレ行ったんですけど、あれだけ下ってたお腹からはなぜか何も絞り出せなくて、パスしました。
 
   
   中国には“水土不服”っていう言葉があって、気候風土が合わない・・みたいな意味です。
   新しい土地に行って下痢したり体調を崩したりすると、“水土不服だね”なんて言われます。
   でも私ははじめて中国へ来たときも、はじめて杭州へ来たときも“水土不服”は起こりませんでした。
   それどころか、日本にいた時の悩みの種、×秘 が解消して、やったぁ・・と喜んでおりました。
 
 
   ということで、気がつきました。
   わたしにとって珍しいこと、とりあえず一つ。。。下痢。。。です。
   これが頻繁に起こっちゃ困るんですけど、、、
   これが頻繁に起こる人も少ないと思いますが、
 
   私の中では風邪をひくより珍しいと・・確認した次第です。
   
 
   
11月24日

餃子とワンタン

 
 
  
    最近我が家で流行っていること・・・・・餃子&ワンタン作り。
 
    さすがに皮から作るだけの余裕はないけど、毎週日曜日、すでに3週連続で作っている。
 
    二人の子供の食欲も増し始めて、ちょっとおやつに、ちょっと夜食に、冷凍庫に作り置きしておくとなかなか便利な食べ物。
 
    で、毎週1回青梗菜や中国セロリのみじん切りに励んでいるのだけど。
 
    単純作業せいか、頭が変なことを考え始めた・・・
 
    ・・・・・・餃子とワンタンって形意外に何がどう違うのだろう・・・・・・
 
    以前もっぱら“小吃店”で食べたり、レトルトものを食べていた時は、「きっと皮の材料が違うんだろうな。。ワンタンの皮は薄めでツルンと
 
    した感じ、餃子の皮は厚めでちょっとモチモチした感じ、」なんて、勝手に考えていた。
 
    ところが、
 
    先月中国人の同僚が“皮から”餃子を作りに来てくれた時である。
 
     私:あのさぁ、餃子の皮とワンタンの皮ってちょっと違うよね。
    同僚:いや、同じだよ。この生地をちょっと薄めにのばして四角く切ったら、ワンタンの皮だよ
    
    なあんだ。同じか。じゃ、中身だって同じじゃないかい。。。餃子の時は油が多めの肉を使うが、ワンタンは赤身の肉を使ったほうがいい
    とか・・・・言うが、結局のところ、好みの問題でもあるらしい。。
 
    皮の薄さと形が変わっただけか、、、いや、入れる具の量も違うか、、、それから食べ方も違うなぁ、、いや、でも水餃子もスープ餃子み
    たいな食べ方あるしなぁ。。。
 
 
    さして重要なことでもないどうでもいいことなんだけど、単純作業をしているときに限って、そんなことを深く考えるものである。
 
 
    餃子とワンタンの違い。。。しかしまあ、日本にも似たようなことはある。そうめんとひやむぎ・・・どこがちがう?うどんにも丸い太いうどんも
    あれば、きしめんのような幅広のものもある。。。海苔巻きと手巻き寿司。。。だって似たようなもの。。。
 
    発祥の違いもあるかもしれない。
    歯ごたえの微妙な違いを大切にもするんだろうな。
 
    人間の食感って、贅沢にできてるものだ。。。
 
 
    ・・・・と自己完結して、みじん切りを終え、肉と混ぜて、包み始めた。。。今回はワンタン。
 
    あああ!!今日のワンタンの皮、先週のよりすごく厚いぃ~~~!!
    先週と同じ店で買ったつもりだけど、、、それとも私が店を間違えたかな。。
    同じ店で日によって、皮の厚さがちがうのか、それとも、店によって、皮の厚さが違うのか。。。どっちでもいいんだけど、とにかく
    今日のワンタンの皮は厚すぎる!
    これじゃ、餃子の皮と同じだよぉ~~。
 
    中国ではご存知の通り、グラムで量って買い物をする。
    皮だって、同じ。
    先週と同じ重さだけ買ったのに、今回の皮は厚い・・・ということは、つまり、枚数が少ない・・・ということで。
    やはり先週と同じ量だけつくった中身の具が余る???
 
 
    かくして、今週のワンタンは中身たっぷりで膨れ上がった、ピチピチのワンタンができあがった。。。
 
    皮も厚いし、具も多いし、どう考えても、ワンタンの形をした水餃子だ、、、、、。
    
 
 
11月19日

ればーぺーすとを作ってみよう

  
   久しぶりに電動車を走らせた買い物に行く途中で、突然に頭に浮かんだ。
 
   レバーペーストが食べたい。
 
   そういえば子供がまだ離乳食だったころ、残りをペロリとやってたっけ。
   極端に薄味だけど、味足して遊んで、パンに塗って食べたこともあったな。
   
   カリッと焼いたパンに塗って食べたらどんなにすてきだろう。。。
        久しく口にしていないから感動も一入のはず。。。
 
   でも、これから行くスーパーにはきっとないだろう・・・というか杭州ではどこにあるかもわからない・・・から。
 
   ははは、作るぞ!
 
   
   こんなふうに突如として何かを作ろう・・という気になると、妙に心が弾むものである。
   どんよりと曇り空にもかかわらず、うきうきと電動車を走らせてスーパーに着いた。
   頭の中の買い物リストには“猪肝”追加。
 
 
   ところで。
   中国のスーパーというところは気をつけないと必要以上にぶらぶらと商品を見て回ってしまうところだ。
   気がつくと思いのほか時間が経っていたなんていうことはよくある。
   で、
   わたしがスーパーに入った時の課題は、“いかに短時間で首尾よくここを出てくるか” 。
   これが買い物中ずっと頭の中をぐるぐる回っていたりする、、、いや結構ほんとうに。
 
   きょうもしかり。
 
   2階を回って1階へ、レジで並んで、、、終了。
   今日は1時間弱。
   それなりに品物を見た割には時間がかかっていないな、はは、きょうは成功だ。
 
   再び電動車にまたがって来た道を快走・・・・・。
 
   のはずが。
 
   忘れた。
 
   “猪肝”
 
     ・・・・・・レバーペーストがぁ。。。遠のいてしまった。
 
   あああ。
 
   帰り道は向かい風かいなあ、冷たいなあ。
 
   
 
   ということで、レバーペースト作りというささやかな楽しみはお預けになってしまった。
   作り方まで頭の中でシュミレーションしてたのに。
   
   但し。ここでめげないのが私の性格で、
 
   来週こそは。。。ふ、ふ、ふ、
 
   昼食を済ませて、まずやったことはネット検索。
 
   “レバーペーストの作り方”・・・・ふむふむ、やっぱり自分でもできそうだ。
 
   来週こそは。。。ふ、ふ、ふ。
 
     
 
    
 
   
7月25日

あさがお

 
 
わぁぁ
 
 
って、大きな声をあげて立ち止まってしまいました。
わたしと通りすがった人も私の声に立ち止まってしまいました。
 
団地の裏門を出ると、道沿いに高く続く鉄柵一面に絡みついた朝顔が
今朝いっせいに咲いていたんです。
 
毎朝ずっと気になっていました
この朝顔は咲かずに終わってしまうのかと。
葉ばかり茂らせて、蔓ばかりのばして、
蕾らしき蕾も目に付かなかったのは
わたしの気のせいだったのでしょうか
 
まったく突然のように咲いたんです
でも当然のようにニコニコ笑って鮮やかな顔を並べていたんです
今日の予定・・・朝の思考が一瞬にして真っ白になったんです
胸の奥、胃のあたりまでどきどきしたんです
とても鮮やかすぎるんです
あまりに無邪気すぎるんです
だからむしょうにうれしくて
どこか時に振り回されるんです
 
鮮やかな赤紫の顔をいっせいにこちらに向けられたんです
朝顔が咲いていたんです
 
だからわたしは立ち止まったんです
 
夏の朝の日差しに理科の宿題の影が一瞬渦を巻いて、そして消えてゆきました
 
 
 
朝顔が咲いて咲いて咲いていたんです
 
 
 
 

自画自賛

 
 
 
1234567・・・♪
 
 
朝のラッシュ
ぎゅうぎゅうづめのバスの中
聞こえてきた男性歌手の声
というか、ここしか聞き取れなかった
メロディーとテンポそして映像で
ちょっと気に入ったのである
あれ?陶喆?
 
でも
 
うるさいエンジン音
わたしの近視の目
歌詞が何を歌っているのかわからない
字幕の字も歌手の顔もぼやぼや
ただわかったのはサビのメロディーとその歌詞の一部
1234567・・・・・・♪
曲名も歌手ももちろんわからずじまい
 
さて。
 
こんな断片的な暗号のような情報だけで
この歌を探し出す・・・。
無謀なことだ
わかっている
だからほっておいた
 
のに
 
最近になって再び
買い物に入った店内でこの曲を聞いてしまった
再び。
気になる気になる気になる気になる・・・探しだせ!
 
 
陶喆好きの友人に聞く・・・最近新曲出た?・・・NO。
ネットの音楽サイトを開ける
サイトの新曲ランキングの曲を試聴する
無数に並ぶ曲の中からあの曲の印象に合いそうな曲名を探す・・・聞く・・・NO。
GOOGLEで検索にかける・・・「1234567」で、「12345678」で。
 
千里の砂浜から一粒の砂金を探し出す気分
 
最後の手段
CD屋
店員に尋ねる
この曲をすぐ思い出せる店員がいるCD屋はどこだ。
 
杭州滞在10数年
記憶にあるCD屋を思い巡らしたあげくに、武林路のとあるCD屋へ入った
ここの店員は私が行くと必ず何か話しかけてくる
 
“あの歌探してるんです。男の人です。123456・・・って歌ってました”
 
“曲名は?”・・・・・“わかりません”
“歌手は誰?”・・・・・“わかりません”
“どんなメロディー?”・・・・唯一わかっている123456・・・の部分に実はメロディーらしいメロディーはないんです。
“新曲かな?”・・・・・“すみません。それも全然わかりません”
 
“・・・・・・・・・・・・”
さすがにこれだけでは。
しかし店員は諦めず、歌詞に数字がある曲を一生懸命思い出し
思い当たったCDを次々に見せてくれた
 
でもCDを見せてくれたところでそれかどうかわかるわけがない
1枚1枚1曲1曲聞かせてくれ・・・ともとても言えない
 
つまり・・・・直感勝負
 
見せてくれるCDジャケットの絵や写真から直感で判断するしかない
 
結果。見せてくれたCDはすべて私の直感から外れた
 
店員のため息
視線が上斜め45度を走る
 
 
と、店員とともに諦めかけた私の眼に陶喆のCDが入った
1年か、いや2年ぐらい前のCD
きっとほとんど私がPCに持ってる曲だろぅ・・・とCDを裏返す
え?「1234紅楼夢」?
 
 
赤っぽい暗いトーンの映像画面
たくさんのオリエンタルな女性たち・・・・紅楼夢
そういえばバスの中では陶喆のほかの曲もよく流れる
1234・・・・・・あの歌詞に符号するし。。。
 
無言の店員に私も無言で曲名を見せた
 
“うん?・・・・ああ、そういえば陶喆もそんな1234・・・って曲歌ってたねぇ”
 
 
どんぴしゃり。
 
1時間後わたしは家のPCでさっそくCDをかける
聞き覚えのあるメロディーとリズム、そして
12345678・・・・・♪
 
人は執念と感心するが、
わたしは自分の直感に自画自賛である
バスの中で始めて聞いたときのあの直感
あのCD屋に入った勘
店員が見せたCDをすべてパスした直感
陶喆のCDを手に取り曲名を目にしたときの直感
 
ははは。。。満足満足!
 
 
・・・・・ちなみに この曲の正式タイトルは“討厭紅楼夢”みたいです。
7月12日

夜道を歩いて

 

 

忙しい・・・

 

 

という言葉は、もう恥ずかしくなるほど使ってるけど、

何故にか、今年の夏例年よりやけに忙しく感じる・・・・

週に半分も夜11時帰り・・・というのは

それでも以前も極普通にあったこと。。。。。

 

 

日本にいた時も大学の頃から、帰るといったらもちろん夜。

日の短い冬は言うまでもないが、夏だって

明るいうちに家へ帰ったことはほとんどなかった。

 

そして中国で。

 

留学、結婚、出産を経て、今の仕事に。

仕事を始めてからは、やはり、帰るといったら夜になっている。

あまりに習慣になったので、

まだ日のある明るいうちに帰ることに違和感さえ感じるくらい。

 

で、人通りの少なくなった暗い夜道を歩くなんてのは

わたしにとってはとても日常的で

自然、行動が大胆になったりもするわけで。

 

声に出して独り言を言ったり

鼻歌を歌ったり

なんてのは日常茶飯事

 

そして、星を見ながら・・・という都会においては健気な行為も最近はわりと。

ちらっと見るのでもなく、立ち止まって見るのでもなく、

見ながら歩くのである。

気をつけないと人にぶつかる・・・・という心配はあまりない。

私のように夜空を見ながら歩いてくる人は滅多にいないし、向こうから私を避けて通り過ぎてくれるのが常。

第一わたしがこんなことをする時間は人通りが少なくなっている

 

注意するべきは、

曲がるべきところで通り過ぎないこと。

止まるべき信号を無視しないこと。

 

夜道の一人歩きは興に入ると、歩みが止まらないもの

実はそのくらいになるのがちょうどいい快感なのだ

 

 

この夏も夜遅く帰る日が多いはず。。

せいぜい、夜道を楽しむとするかな。

 

 

 

      星を見ながら歩いていると、

    どこまでも階段を上れそうな気がする

 

        何段でもかまわない

     疲れ知らずで上れそうな気がする

 

         100階でも

         1000階でも

         10000階でも。

 

      上れば上るほど体が軽く浮き

      脳裏は晴れわたってゆくだろう

 

  コンクリートの階段しか上れないこの足がうらめしい。
6月19日

明けちゃって

 
 
梅雨が・・・・
明けちゃった、、、
 
 
 
本当は梅雨入りしましたって書きたかったのに、
きのう梅雨が明けちゃった
 
日数にしてわずか5日間、13日に梅雨入りしたばかりだったのに。。。
 
 
13日のちょうど2日前、紫陽花を通り過ぎ、
杭州で紫陽花の花に出会うのはとても稀なのでうれしくなって
 
“梅雨にはやっぱり紫陽花・・・・”
 
と書いてみたかったのに。
 
 
 
 
 
で、足早に過ぎ去った梅雨のあとは、もちろん猛暑の炎天下。
 
やっと咲き始めたばかり、これから咲きそうなのもあった1週間前の紫陽花の花が頭をよぎった。
 
炎天下の紫陽花・・・・・。
 
あの重そうな花の塊が首をもたげているんじゃないだろうか、、、
 
色も、この暑さに、この光の強さに、白くぬけてしまってるんじゃないだろうか、、、
 
本当のところはどうかわからないけど。
 
いたたまれないなぁ。
 
 
 
 
紫陽花といえばやはり、
梅雨のしずくをたっぷりのせて、みずみずしく色鮮やかに光る・・・青、ピンク、紫。
そしてその大きなたっぷり緑の葉の上をカタツムリ君が悠々と。。。
 
 
 
わたしは小学生の5,6年ごろから中学生にかけて、
かなり紫陽花が好きだったことがある。
わたしが住んでいたところは学校にも登下校途中の道にも
紫陽花がたくさん見られた。
梅雨の季節、よく花の前で立ち止まったものだ。
毎日毎日、色が少しずつ変わっていくのはとても不思議であきることがなかった。
・・・・・というか魅せられちゃってたんだな、きっと。
図画工作、美術の時間も、よく紫陽花を画いていた。
 
 
杭州に来て、紫陽花をほとんどみなくなってから、
こんな思い出まで忘れかけていた。
 
 
杭州に紫陽花はとても少ないと思う。
だから、このあいだ目にした時も、
とても懐かしくうれしく思うと同時に、
“なんで少ないんだろう・・・もっとたくさんあったらこの季節きれいなのに・・・”
と、思った。
 
 
 
が、本日訂正。
 
 
 
炎天下の紫陽花はいたたまれない・・・・。
年々梅雨が短くなっているような気がするこの杭州
紫陽花の色変化が終わるまで杭州の夏は待ってくれない。
この花はここにはないほうがいいのかも。。。。
 
 
 
忘れかけてた思い出を思い出させてくれた杭州の貴重な?紫陽花に感謝して、
これ以上彼女たちに贅沢は言わない。
たとえこれからの6月、彼女たちを見ることがなくても、
かつてわたしを魅了させてくれたあの紫陽花は忘れないように。
 
 
 
 
 
 
 
・・・・・・・それにしても・・・・・・・杭州の梅雨はどこへ行くぅ~~~!
3日間(2年ぐらい?前)や5日間の梅雨・・・・冗談で遊ばれてるようだzzzzz
・・・・・・・やっぱり地球全体おかしくなっているんかねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・